第二回:源義経
第二回は源義経です。まあ、牛若丸として弁慶と戦った話が物凄く有名ですよね。
義経は猫背で身長が低く、だいたい150㎝くらいといわれています。(義経のものと言い伝えられている甲冑からの推測)
実際、平家側も義経の事を
「九朗は色白で背が小さな男で、前歯が差し出てるからすぐ分かるぞ」
と馬鹿にしてたみたいですね。
ちなみに当時の男性の平均身長が159㎝だったことを考えればたしかに小さいですね。(今で言うと160㎝前後の男性くらいかな)
ただそんな義経ですが、肝っ玉は天下一品!
一ノ谷の戦いでは断崖絶壁を馬でかけ降りて奇襲を仕掛けましたね。
そのとき義経は怯える部下を見て、馬二頭をさきに落とし、一頭は倒れ、一頭は無事に降りた様子を見せ、「心して降りれば大丈夫だ。皆のもの、降りよ!!」と叫び、自ら先頭で駆け降りていったとか。
そんな独断専行な性格の義経を嫌う武士はとても多かったそうですが、変わって、その人柄へ惹かれる人もまた多かったそうですね。
いつも危険な道の先頭に立つ義経。出陣する直前に彼を尋ねた後白河院の使者が
「大将は後ろで堂々と構えてるもんじゃないのか?」
と尋ねると、義経は
「私は思うところがあって、先陣で命を捨てたいのです」
と応えたそう。(かっこいい)
ちなみにこの時代の武士の実力は相当なものであると考えられます。
元冦に苦戦したとよく伝わっていますが、
最新の研究では元冦を圧倒していたらしくその強さに驚嘆する文献も海外にあります。
倭冦も鎌倉時代から出てきました。この頃の倭冦は殆どが倭人(日本人)で、一部高麗人がいたそうです。(後の方になると偽倭といって殆どが朝鮮人と中国人だったそうですが)
まあ、倭冦も相当強かったと伝えられてますね。
そんな武士達をまとめていた事や、戦の先頭で生き延びている事実を考えると義経も相当な実力の持ち主だったのではないでしょうか。
考察すると、評価Cでしょうか。
やはり身長が低いことがネックですね。馬に乗ってる状態であれば身長は関係ないのですが、、、
決闘で勝つと言うには少し大変な気がします。
ただその胆力は相当なもの。命をかけることに迷いのない人は凄く強いです。本番での集中力や体の状態が、迷いのある人とは全然違ってきます。
ご意見あれば是非よろしくです!
0コメント